(3) 格安SIM関連記事 ◆ docomo

格安SIM利用目線からの大手キャリアプラン「NTT docomo編」

更新日:

 


 
docomoの料金プランといえば、家族のスマホで〇〇GBのデータをシェアする、主回線がこっちで、副回線がこっちで、その副回線にファミリーでのシェアパック。シェアオプション付けて、通話プランはカケホーダイ、SPモードが必要で、端末価格に月々サポートで〇〇円割引、長期利用で〇〇円安くなって、端末をこっちに買い替えるとdocomo WITHで〇〇円安くなって…。そっちのプラン選んだらこっちの割引付かなくて、この機種選んだらこれが割引で…
 
それはもう、意味不明なプランでした。こういった複雑怪奇なプラン構成は全キャリア皆同じですが、10月1日から概ね簡単なプラン構成に変わりそうです。

 
 

docomo 新プラン


2019年6月1日より主力として提供開始となる2つの新しい料金プランの紹介です。
10月1日より、総務省主導の元で端末販売と基本プランを分離することが義務付けられたことが背景です。

新しいプランの変更点

【旧プランからの変更点】
・現行の「通話プラン」+「データプラン」の組み合わせ型プラン構成を廃止し簡略化。
・ファミリーでの利用と個人利用で何通りものパターンがある部分をシンプル化。
・月々サポートや複数の割引をやめて平等化。
・docomo Withなど端末とのセット割引を排除。
 
月間データ容量上限なし
● 新 ギガホ
 
月間データ容量上限あり
● ギガライト

上記2つのプランに集約し、シンプル化されました。劇的にわかりやすくなった!(安いか否かは別として…)

 

プラン・割引 早見表

だいたいいくらぐらいになって、どのプランでどの割引が使えないか?を確認するのに便利です。

料金プラン 通常料金 高速データ通信量(最大) 速度制限時の最大速度 家族2人 家族3人 ドコモ光セット割
ギガホ(Xi) 30GB 6,980円 30GB 最大1Mbps ‐500円 -1000円 -1000円

最大6か月間 1000円割引「ギガホ割」も別途適用あり

 

料金プラン 通常料金 高速データ通信量(最大) 速度制限時の最大速度 家族2人 家族3人 ドコモ光セット割
ギガライト(Xi) ~7GB 5,980円 7GB 最大128Kbps ‐500円 -1000円 -1000円
ギガライト(Xi) ~5GB 4,980
7GB 最大128Kbps ‐500円 -1000円 -1000円
ギガライト(Xi) ~3GB 3,980
7GB 最大128Kbps ‐500円 -1000円 -500円
ギガライト(Xi) ~1GB 2,980円 7GB 最大128Kbps ‐500円 -1000円 -- 円

※ 0~7GBまで、利用量に応じて料金が変動します。
※ 新プランへ切り替える際、2年契約Nは「あり/なし」を選べます(契約解約料:1,000円)
※ 新プランへ切り替える場合、既存の契約状況により年契約解約料が発生する可能性があります。

 

気になる格安SIMとの差は?

ギガライト 1,980円~2,980円 1GBまでの少量利用
→ 格安SIMなら3GBで1,600円です
 
ギガライト 3,980円~5,980円 7GBまでの中量利用
→ 格安SIMなら6GBで2,150円です
 
ギガホ 3,980円~6,980円 30GBまでの大容量データ利用
→ 格安SIMなら30GBで7,450円です
 

よって、大雑把に考えるなら
 
1~7GBまでの利用なら、劇的に格安SIMが安い
 
★ 20Gの利用なら5200円の格安SIMが有利
 
★ 30GBの利用なら格安SIMの方が高い
 
動画だけでなく、様々な用途で20~30GB、またはそれ以上使うなら大手キャリアに残った方がいいという結論になります。
 
   格安SIM参考:BIGLOBEモバイル

 
 

2019年10月1日より変更 2年契約解除料

10月1日以降、契約する方は2年契約の解除料が1,000円へと変更されます。
割引総額: 170円×24か月=4,080円
契約途中での解約料は1,000円 (今までの解除料は9,500円)
 
【対象プラン】
対象となるのは新プラン「ギガホ」「ギガライト」そして「ケータイプラン」の3種です。
 
2年契約なしも選択可能
2年契約へ未加入の場合、以前は月額1500円(2年間の割引総額36,000円)高い設定でしたが、今回は170円ほど高くなるだけです。解除料が1000円に減額されたことで正直、加入しようがしまいが、あまり悩むレベルではない価格差です。
 
旧プランの中では、2年契約契約なしで「データプラス」は月額1,000円、「キッズケータイプラン」は月額500円で使えるようになりました。
 
2年ごとに迎える更新期間(更新月は3カ月間あり)の間に廃止を申し出なければ自動更新されます。

 

現行の2年契約 継続中の方は、解除料9,500円や購入サポート解除料は減免されません

◎ 9/17 ニュースリリースより引用
 
定期契約をご契約中で、更新期間以外に10月以降のプランに変更した場合であっても、当該定期契約満了月前月までに解約した場合は、変更前プランの解約金がかかります。

docomo 報道発表資料:  解約金不要でおトクにご利用いただける料金プランの選択肢を拡充

これは、現在2年契約を契約しているユーザーは、解約料かからずに新プランへ移行可能ではありますが
●現行2年契約の契約期間は継続される
●現行2年契約の満了までは、解約すると現行と同じ解約料(9,500円~)がかかります
 
仮に、2018年10月~2020年10月までの2年契約中なら、新プランに変えると解約料は1000円のはずですが、この場合2020年10月までの間に解約した場合だけ9500円の解約料がかかるという事です。
WEBのニュースリリース見ても意味がわかりませんでしたが、My docomoにログインして、ギガホのプラン説明を読んでみたら、「解約料」について上記のような内容が書いてありました。
 
 

通話割引はオプション扱いへ

通話は基本プランに組み込まれており、通話の利用が少ない方ならば、別に申し込む必要はありません。

【プラン内包 標準料金】
シンプルプラン:+0円/月
こちらは、1分42円の単価です。

● 電話かけ放題
「かけ放題オプション」を追加で、1,700円/月
旧名称:カケホーダイプラン(2,700円/月)

● 5分までの通話全てが無料
「5分通話無料オプション」を追加で、700円/月
旧名称:カケホーダイプラン(1,700円/月)

新プランでは旧プランと内容は同じで、1000円ほど値段が下がっています。

 
 

新プランは安くなったの?

2019年6月1日より新設され、すでに切り替えた方も多いのではないでしょうか?この新しいプランは、過去のプランより安いか?と考えると、確実に安くなっています。

とはいえ、全キャリアそうですが、「月々サポート」などの端末補助値引きが無くなるわけですから基本料が安くならないと純粋な「値上げ」になってしまいます…。

【通常プランでの比較】
旧ベーシック vs 新ギガライト Xi
 
旧ベーシックパック(2019年5月末で受付終了)での構成

◎通話
シンプルプラン:980円
カケホーダイライトプラン:1700円
カケホーダイプラン:2700円

◎データ
データ料金(20GB利用):7,000円
データ料金(5GB利用):5,000円
データ料金(3GB利用):4,000円
データ料金(1GB利用):2,900円
 
ベーシック5GB利用 + 通話少量シンプルプラン
→ 5,000 + 980
旧プラン 合計:5,980円(5GB利用時)

 
 

旧 ベーシックは5GBで、新 ギガライトは7GBで比較すると同じくらいの料金になることと、通話のオプションが旧プランの方が1000円高いため、新プランの方がわずかに安いと言えます。
 
旧ベーシックは1段階アップで20GBまで利用でき、有利に見えますが、新プランのユーザーは利用が多くなってきたら翌月から30GBプランの新 ギガホ(6,980円/月)に変更すればいいだけです。

プランにより大小ありますが、わずかに安くなりました。
しかし、大きな「端末購入補助の割引」が10/1~なくなる。
 
つまり…
総務省の推奨に合わせただけで、下げて上げて実はちっとも安くなっていない!! ということになります。
 
それほど使わないなら、3GB 1,600円/月~ の格安SIMがおすすめとなるでしょう。とくにBIGLOBEモバイルなら、YOUTUBE見放題などの動画使い放題が+480円で追加できます。

 
 

新プランの詳細について

ここからは各プランの詳細について書きます。検討しているプランがあれば、ぜひ確認してみてください。

 

ギガライト Xi

少量プランです。7GBまで使えますが、段階的に金額が上昇し7GB利用なら5980円比較的高額になってしまいます。このプランはWi-Fiをうまく使い、1GB以下で抑えてスマートバリューや家族割を付けて安価に運用する方にのみおすすめです。

■ 月額基本料
~1GB 2年契約なし:3,150円/2年契約あり:2,980円
 
~3GB 2年契約なし:4,150円/2年契約あり:3,980円
 
~5GB 2年契約なし:5,150円/2年契約あり:4,980円
 
~7GB 2年契約なし:6,150円/2年契約あり:5,980円
 
通話は1分42円
 ※解除料は1,000円なので「2年契約あり」がおすすめ
 
■ 月間データ利用量:7GB
 
■ 備考:1~3~5~7GBへの段階性プランです。

このプランの最安値は1980円〜
 
【対象割引サービス】
みんなドコモ割プラス:家族2人での利用は500円引き、3人以上で1,000円引きを適用
 
ドコモ光セット割:1GB未満の利用は割引なし。3GBまでの利用で500円引き、3GB以上~7GB利用で1,000円引き

 

ギガホ Xi

月額が6,980円の中に(通話・SPモード・データ30GBまで)が含まれているプランです。
最大の特徴は、30GBを使い切って速度制限がかかっても、最大1Mbpsとそこそこの速度で通信が使い放題になるという点です。
 
値段は高いが「高速通信」を使い放題に舵取りをしたauと違い、安価で「中低速通信」を使い放題にしてきた形です。楽天モバイルのスーパーホーダイと同じ仕組みで、1MbpsはぎりぎりYoutubeなどの動画も低画質で再生可能で、さほど不便を感じないレベルです。
※楽天のスーパーホーダイは12-13時と18-19時は300Kbps速度制限がかかる

■ 月額基本料
2年契約なし:7,150円/2年契約あり:6,980円
通話は1分42円
 ※解除料は1,000円なので「2年契約あり」がおすすめ
 
■ 月間データ利用量:30GB
 
【対象割引サービス】
みんなドコモ割プラス:家族2人での利用は500円引き、3人以上で1,000円引きを適用
 
ドコモ光セット割:1,000円引き
ギガホ割: 最大6カ月間限定 1,000円引き

 
 

その他 docomo新プラン用の割引サービス

■ テザリング無料
新プランの料金に含まれる

■ みんなドコモ割 (家族回線割)
同一家族内(3親等以内)の回線数に応じて割引額が増える複数家族契約での割引プラン
2回線以上で 500円引き
3回線以上で 1000円引き
※新プラン・旧プラン混合でも対象となります。
※従来通り家族間通話は無料

■ ドコモひかりとのセットで値引き
固定回線とのセット割引「ドコモ光セット割」も継続提供されます。
ギガホ:1000円引き

ギガライト:500~1000円引き
~7GB:1000円引き
~5GB:1000円引き
~3GB:500円引き 
~1GB:割引対象外
 
 全ての割引を適用することで、最も安いプランである「ギガライトXi」は1GB未満で月額1980円(家族回線3)で月額1980円、最も高いプランである「ギガホXi」は月額3980円(家族回線3、ドコモ光セット)ということになります。
auと比較すると、最低ラインの条件や金額はほぼ同じで1980円~、30GBまでならdocomo有利、それ以上の利用ならauの方が3000円高いが高速通信使い放題という構成になっています。

■ dカードお支払い割
新プランに加入中かつ、月々の支払いをdカードまたはdカードGOLDに設定することで、2年契約無しでも、同等の値引きである「170円」が割引となるサービスです。

■ ギガホ割
最大6か月、1000円引きとなります。
これにより、ギガホは全ての割引きが適用されると6か月間だけ4,980円~と、かなり安い料金で使用できます。

 
 

スマホおかえし プログラム

2019年6月1日より提供開始
 
■スマホおかえしプログラムとは?
端末割引が無くなった部分の負担減を目的とした、現在利用中のスマホを返却することで、36回分割にした機種代金の12回分が不要になる新しいサービス。
プログラムの加入は端末購入時にのみ受け付け、390円の月額料金がかかる。

【利用イメージ】
1~24か月  普通に利用
25カ月目  機種変更
 
25回目~48回目までの端末残債は免除
というような流れになります。
【利用するための条件】
・端末を「36回払い分割」で購入する事
・「スマホおかえしプログラム提供条件書」に同意し申込み
・25カ月目以降にその端末を返却すること

 ※端末購入時に申し込み必須です
 ※申し込んでも「利用しない」選択は可能
 ※回線を解約しても当プログラムは継続可能

最大12回分、価格の3分の1にあたる残債免除という割引プログラムですが、au同様にauの回線契約がなくても加入できるという点が、10月1日からの総務省の規定に合わせた形で組み込まれています。電話番号を解約していても旧端末を返却すれば、新端末をdocomoで安価に買えるということになります。(回線を解約済みでも、新端末にも当サービスを申込可能)
 

【過去に発売された対象機種】
※ 2019年9月20現在 今後発売の機種はほぼ全て対象。
 
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
iPhone X
iPhone 8
iPhone 8 Plus

Xperia 1 SO-03L
Galaxy S10 SC-03L
Galaxy S10+ SC-04L
Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
AQUOS R3 SH-04L
HUAWEI P30 Pro HW-02L
Xperia XZ3 SO-01L
Galaxy Note9 SC-01L
Xperia XZ2 SO-03K
Xperia XZ2 Premium SO-04K
Xperia XZ2 Compact SO-05K
Galaxy S9+ SC-03K
HUAWEI P20 Pro HW-01K
arrows NX F-01K
V30+ L-01K
JOJO L-02K
Xperia XZ1 SO-01K
Xperia XZ1 Compact SO-02K
Galaxy Note8 SC-01K
M Z-01K

指定となる対象機種はauホームページで確認できます。

 

■ いつでも使えるようです

auのように、12か月たたなければ利用できないとか、毎月プログラム料金390円がかかる
というような制約はなさそうです。

3カ月使って返却して、新しいスマホを買ってくることもできるようですが
当然ながら
旧端末:01~24カ月分 免除にならない
旧端末:25~36か月分 免除
 +
新しく買った端末の代金

そして、旧端末は返却…
となるので、早期の利用はお得感が全然ありません。お気を付けを。

 
 

おまけ :MNP転出料 一部変更

携帯電話の購入を伴わない新規契約(ドコモUIMカード単体の新規契約、2in1Bナンバーの契約)にて、90日以内に番号ポータビリティ(MNP)を利用した解約を行った場合、手数料を3,000円増額 → 増額無しに変更
変更日:2019年9月30日(月曜)~

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