前々から気になっていたOne Netbook One Mixをついに購入してみました。秋に出るGDP Pocket2と比較検討して迷いましたが、iPad Proに代わるものを探していて、ペンが使える事、タブレット状態にできるか否かが一番の決め手でした。
本当かどうか知りませんが、どうやら会社名がOne Netbook社で、製品名がOne Mixというらしいです…。
購入から到着・梱包まで
購入はGearbestのWEBサイトにて注文。
クーポンを他の紹介サイトからコピペして貼り付けて割引で購入しました。
発送方法は、「8 円 to Japan Via Priority Line」を選択
注文時 Ships within 5-9 business days.(5-9日で到着)と書かれていたので、10日ぐらいはかかるかと思っていましたが、意外と早く着きました。
8/7 19:00 2通のShipped outメールが届く
※このメールにShippingの追跡番号と、TrackingサイトのURLが記載。
8/10 08:39 中国シンセンを出荷
8/11 23:00 佐川から明日配送しますとメール到着
8/12 12:00 受け取り完了
意外と早くて6日で手元に届きました。シンセンを朝出て翌日の夕方には佐川急便に渡ったようです。
面白いことに、到着したいまだにTackingサイトではシンセンを出荷しましたと言う表示のまま…。
まずは到着。梱包は結構頑丈です。
ペンも一緒に購入したのですが、1日前に届きました。
本体には傷もなく、外観を見る限り本当に作りが丁寧だなと感じました。液晶フィルムも買って準備してたのですが、最初から貼ってありました。
ビニールも箱も奇麗に作ってあります。
充電器はOUTPUT 2.4AでINPUT 0.5Aでした。
問題は…その充電アダプタが海外用のプラグだということ。変換プラグ買ってこないと日本のコンセントに挿せない。挿せてもサイズがでかい…。ケーブルは普通のMicroUSBプラグでしたから、少し充電電圧の高めなSURFACE3についていたACアダプタや、iPad用の充電器で代用できそうです。
ペンはかなり小型で、電池は入っていませんでした。同梱品はすぐ電池がなくなると悪評高かったので電池を入れて出荷するのをやめたのでしょう。
電池は単六電池を使います。大きな電気店じゃないと入手困難です。2本で278円ぐらいです。
ネット情報だと電池を2~3日で使い切る大食いらしいので、ちょっと警戒していましたが、使わなければ全然電池は減りません。
まずは使ってみて
全体的に、動きは良いです。タッチ操作によるWEBブラウジングはスマホ並みにスムーズだし、キー入力も思ってたほどくせもなく、変な位置にある「-」や、あまりに小さい「。」「.」、Shift押しながら打たないといけない「@」などがちょっと微妙でしたが、タッチタイプもできるしさほど不満はありません。
個体差なのかもしれませんが、数字キー「1」がなんか引っかかるというか固いというか… 押しても押せてなくて、このキーだけは他のキーと同じ力でカタカタ打つと打ちこぼしてしまいます。
キーボードでのタッチタイプは非常に良好です。ちょっと慣れれば早く打てそうで、なにより両手で持って打つスタイルが本当にやりやすい。
iPadで文字入力する苦行と比べると雲泥の差です。
光学式のマウスポインターはネットで反応が鈍いと書かれていましたが、使った感触はいたって普通です。
昔SHARPの携帯電話にも搭載されていましたが、もうあれと全然同じレベルなので安心しました。
画面のスクロールなどには使えませんが、別にタッチパネルあるしこの光学式マウスポインターは全然使いません。場所も邪魔にならない位置なので好印象です。
外観の作りは100点です。本当に他のレビュー通り恐ろしく丁寧に作ってあります。
ヒンジも凄くしっかりしてて外観のレベルは韓国メーカーのviliv N5とかと比べるとまるで別次元です。
外装はiPhoneに付属しているAppleのリンゴマークのシールを貼ると、なんちゃってMacBookみたいですね。やりませんけど…。
一点気になるとしたら、開け閉めしていると、ふたが当たる部分にうっすら傷が入り始めたこと。そっと開け閉めしててもダメそうなので、シールかなんか貼らないと深い傷がつきそうです。とはいえ、このアルミの外観、半年使っていたらあちこち擦り傷だらけになるでしょうけど。キーボードのボタンの押し具合も最高です。
電源まわりの印象
充電は正常。充電残量の計測も今のところ正常に感じます。
電池はたぶん1年程度でダメになるのが中華製品ですが、今のところ電池持ちは急激に減ったりとかもなく良好です。
残40%で残り2~3時間程度の表示が出てますから、4~5時間は余裕で使えるのではないかと思います。
充電中は熱いです。充電中に操作などをしていると相当に熱くなります。
そして、ファンレス設計だとか静音すぎてファンがあるのに気付かないとか、あちこちのレビューにありましたが、充電しながら使っていると結構大きな音でファンが回り始めます。特定の条件がそろわなければ静かなので気にはならないです。
キーボードのバックライトは再起動するごとに常時点灯になります。バッテリー食いそうです。FnキーとEscを押せば消灯できますが、毎回は面倒くさいですね。
タブレットモードで、やはり…スリープ死
まだよくわかりませんが、画面を反転させてのタブレットモードはスリープ後、すぐなら背面のキーをなんらか押せば復帰します。しかし、一定時間が経つとどのキーでも操作を受け付けなくなり、画面が復帰しなくなります。唯一、電源キー長押しで起動しますが、これってもしかして…
電源が落ちてる!?
電源を入れた時のOne netbook One mixのロゴからスタートします。休止モードは標準でカットになっているので、スリープしたまま一定時間たつと高確率でこうなってしまっているので、バグなのか仕様なのか。
少なくともこの画面反転でカバンにしまう使い方や、作業中の画面反転はちょっと避けなければならないようです。
タッチペンは無いものと思うべき
期待はしていませんでしたが、タッチペンは「書く」という点ではダメです。「描く」なんて、もってのほかです。
iPad Pro10.5を100点として、iPad5が60点、VAIOやサーフェス3のペンが50点とするなら、このペンは5点です。
そうですね、先っちょがゴムみたいな100均で買うペンと同等のレベルだと思います。初期状態で凄いずれてて、キャリブレーションしても数ミリレベルでずれてます。ゆっくり数字を書いても付いてこないし、線はガタガタだし。そもそもパワー不足で描画が継続できません。
2200円程度と、ペン自体はとても安いのですが電池代もばかにならないし、ペンは買わなくていいものだなと思いました。たぶん使いません。
でも、細かいところをつつくのには便利かも。
数日使ってみて
この手のノートPCはいつも携帯し、さっと取り出して用を済ませる…という使い方をして本領発揮という製品だと思います。
そういう意味では、画面を反転させられるのは本当に使い勝手が良い印象です。
電車の座席に座って、キーボードはちょっと出したくないですが、反転させてしまえば普通の8インチクラスのタブレットとたいして変わらない見た目になりますから使うのに周囲の目が気になりません。
動きはタッチパネルを使うとWEBも比較的サクサク・スルスルと動き、Androidスマートフォンのような感覚で利用できます。
しかし、マウスを繋いでパソコンとしてフォルダ操作などを始めると、もっさり感が急に気になり始めます。
3年前に買ったLenovoのMiix2-8や、2年前のSurface3と比べても大きく差があり、感覚的にいくとWindowsXPのモバイルノートのようなレベルのもっさり感があります。
普段から20~30万円クラスのハイスペックのノートPCを使っている方は、手を出さない方が無難かもしれません。
しかし、WEBブラウジングは本当に快適です。Youtubeやエクセルファイルの閲覧だけとかなら満足できるはずです。
こんなモデルでPhotoshopやIllustratorを使う方もいないとは思いますが、まぁ一応動くというレベルです。作業を始めると何をやるにも待つので、だんだんとやめたくなってくるような感覚です。Surface3はそういった用途に十分実用的でしたが、こっちは無理です。
Illustratorでも起動はするし、動くし。
ただ、何をするにも待ちがあり、大きな負荷をかけると暫く画面が真っ白になります。Surface3と比べて同じATOMでも全然別物の動きですね。
個人的には、EXCELでも複雑な表を扱うには少し厳しい気がします。
感想
不満も書きましたが、買って満足の1台でした。このサイズでフルWindowsを使えるなら多少の遅さは気になりません。iPhoneやAndroidで開けないデータに悩まされることもなくなり便利です。
非常に筐体の作りが良く、蓋の閉まりに適度な重さがあって高級感あるし、液晶もきれいだし、トラブルも少ないし、バッテリーも非常に持ちがよく不満になりません。
キーもポチポチと押しやすく、配置もあまり無理がないので快適です。小型PC探している方は買っても悪くない商品だと思います。
また使っているうちに気付いたことなどはここに追記していきたいと思います。
しかし、このモデルを買うのはかなりの賭けです。初期不良も多いでしょうし、もし不良に当たったらやりとりから返送→交換の手順が本当に面倒くさい。バッテリーも何ヶ月で寿命がくるのか未知数だし、故障だって多いはず。もちろん落とせば一撃で死亡です。半年使えるかどうかと思って買わないといけないモデルだなと感じました。
検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。欲しいと思っている方、買って損はないと思います!
面白いモバイルノート好きなら、秋葉原IOSYSの中古サイトが面白いです。One MixやGDPなどの中華製品もたまにあります。変わったものがいつもあるので楽しめますよ。
LTE機能は搭載していませんので、Wi-Fiでの接続のみです。
前回記事にしたWi-Fiルーターにて、BIGLOBEモバイルでつないでます。基本、帰宅中の動画マシンにしようかなと思ってます。
あとは、直接Wi-Fiルーターを持って、セットで使うなどの方法になるかと思います。
BIGLOBE WiMAX 2+
●OS :Microsoft Windows 10.1 Home OS
●CPU :Intel Atom x5-Z8350 Quad Core 1.5GHz
●GPU :Intel HD Graphics 200GHz GPU
●液晶 :7.0 inch IPS Touch Screen with 1920 x 1200 Resolution
●メモリ :8GB DDR3 RAM for Advanced Multitasking
●記憶装置:128GB eMMC Storage Capacity
●外部出力:HDMI Output Expands Your Viewing Options
●無線機能:Dual Band 2.4GHz / 5.0GHz WiFi